到達率を改善したい

1:フリーアドレスやプロバイダアドレスを使用している

フリーメールやプロパイダのアドレスを送信者アドレスに設定して配信をすると、
「なりすましメール」と見なされ到達率が悪化します。
独自ドメインのメールアドレスをご利用ください。

「2:ドメイン認証の確認」でご案内している設定も、
独自ドメインでなければ設定することができません。
到達率を考えて配信を行う場合は独自ドメインの導入が必須となります。

【無料】独自ドメインのメールアドレス導入について相談する
独自ドメインのメールアドレスを作る

2:ドメイン認証の確認

配信を行うメールが
・第3者によるなりすましメール
・改ざんされたメール
でないことを証明するために適切なDNS設定が必要です。
設定を行わないとメールの信頼性を損なうため必ず設定しましょう。
特に5,000件を超える配信の場合には必須の設定です。

まずは下記チェックツールで送信者アドレスを入力して現在の状態を確認しましょう。

ドメイン認証チェックツール

チェック結果に応じて必要なDNS設定を行ってください。

3:メール本文中URLの確認

メール本文中のURLは到達率に影響を与えます。

  • 短縮URLやクリック測定URLを使用している
  • 独自ドメイン以外のURLを使用している
  • 登録・解除フォームのURLを使用している
  • 開封率、クリック率測定機能を使用している

上記に該当した方は【URLの変更方法】に進んでください。

4:URLマスク

HTMLメールを使用している場合のみ、本文中のURLの記載方法に気をつける必要があります。
本文中に表示されているURLと、リンク情報が食い違う状態を「URLマスク」と呼びます。
主にフィッシング詐欺で使用される手法ですので避ける必要があります。

テキストメールとHTMLメールでのURL記載方法
メール種別で「テキストメール」を選択している場合と 「HTMLメール」を使用している場合とでは適切なURLの記載方法異なります。 お使いのメール種別に合わせて適切な記載方法で配信を行ってください。 特にクリック率を計測する場合には、注意が必...

5.エラーメール(バウンスメール)の適切な削除

存在しないメールアドレスに配信を継続しているとスパム判定を受ける可能性が高くなります。
定期的にエラーメールを確認して、削除操作が必要です。
得に「不明なホスト」「宛先不明」に確実な削除が求められます。
下記ページをあわせてご参照ください。

エラーメール(バウンスメール)の分類について
「エラーメール」の画面ではエラーメールが分類別に表示されます。 ここではエラーメールの分類についての説明とその対処方法についてご案内致します。 エラーメールのデータは1週間以上経過すると自動的に削除されます(読者のメールアドレスは自動的に削...

テキストメールとHTMLメールでのURL記載方法

6:送信者メールアドレス自体が拒否されている場合

送信者アドレスそのものが原因で迷惑メールボックスに入ることがあります。

例えばinfo@example.comというメールアドレス自体が原因で
迷惑メールに振り分けられてしまう場合、support@example.comといったように
ローカルパートを変更するだけで改善します。

SPFや本文内容に問題がないのに迷惑メールボックスに入ってしまうという場合は、
こちらを疑ってみてください。

またこの問題が該当した場合、迷惑メール報告を出されてしまっているケースですので、
オプトインの取り方や解除方法の記載方法など改善する必要があります。
改善せずに配信を続けると再び規制対象になってしまいます。

適切なオプトインの取り方
無料レポートスタンド、懸賞などによる協賛登録について

7:それ以外のケース(携帯電話宛の場合)

SPFレコードと本文中のURLを見直した上で、
それでも携帯電話でメールが届かない場合は
下記のページをご参照ください。

携帯各社のフィルタリングと優先順位

8:本文や送信頻度に問題がある場合

性的な単語や、フィッシング詐欺などによく使われる単語が含まれている場合、
あるいは短時間の間に何度も同様のメールを配信するなどを行うと
フィルタリングの対象となって迷惑メールボックスに入ることがあります。

◆○★◆○★◆○★◆○★◆○★◆○★◆○★◆○
といったような飾り罫線を記載している場合は確率が上がりますので、
削除することをお勧め致します。

以下のような方法で判定を受ける単語を特定できます。

  1. yahooメール、hotmail、gmailなどの代表的なフリーアドレスを取得します。
  2. テスト用のシナリオをひとつ作成して、取得したアドレスを登録します。
  3. 安全なアドレス(独自ドメインでSPFレコードを設定したもの)を送信者アドレスに設定します。
  4. スポット配信を行います。
  5. もし迷惑メールボックスに入ったら、本文を分割してひとつずつ配信します。
  6. 迷惑メールボックスに入るものと、入らないものにわかれるので、入ったものをさらに分割していきます。

その他に購読者が任意で迷惑メール判定を報告する場合があります。
購読者に迷惑メール報告をさせてしまうようなメールを配信すると、
その後のメール配信に影響を与えます。

アスメルではアダルトな内容・承諾を得ていないアドレスへの配信は禁止しています。
このような配信は行わないようにお願い致します。

Gmailの場合は「Gmail Postmaster Tools」の導入をお勧めします。

9:プラチナNEOプランの導入

アスメルには他ユーザーと同じ送信IPアドレスにてご利用いただく通常プランと、
専用IPアドレスでお使い頂けるプラチナNEOプランがございます。
専用IPアドレスをお使い頂くことで、他ユーザーからの影響がなくなるため、
到達率の改善が見込めます。

管理画面サイドメニューの「プラチナNEO(専用IP)申請」からお申し込み頂けます。

通常プランとプラチナプランの到達率を比較
専用IPプラン「アスメル・プラチナNEO」の注意点
Hotmail、live.jp、msn.com、Outlook.comへの到達率を改善する方法(プラチナNEO限定)
通常プランからプラチナNEOプランに変更する方法

9:外部SMTPサーバーの導入

「外部SMTP配信設定」を使用することよって、アスメルのメールサーバーに限らず、外部のメールサーバーを使用することができます。
アスメルのサーバーが一時的にブロックを受けている場合などに高い効果が期待できます。

外部SMTP配信設定
「外部SMTP配信設定」を使用することよって、アスメルのメールサーバーに限らず、外部のメールサーバーを使用することができます。 スポット配信(一括配信)のみの対応となります。 SendGridを使った配信方法についてはこちらをご参照ください...

コメント

  1. お世話になります。
    参考にさせていただきました!

  2. こんにちは。
    「到達率」そのものの定義についてですが、
    「到達していない」というのは、受信箱には届かず、迷惑メールフォルダに入っていることを指すのでしょうか。
    それとも、どこを探しても見当たらないという、本当に「届いていない(存在しない)」状態を言うのでしょうか。

    というか、そういう「届かない=存在しない」ということも実際にはあるのでしょうか?

    • 「到達」は「受信ボックスに入る状態」という意味で使用しています。
      「迷惑メールボックスに入る」「迷惑メールフィルタに削除される」などは
      挙動の程度は違えど迷惑メール判定を受けている点で同じです。
      迷惑メール判定を受けないことを目指してのご案内となります。

  3. 「登録・解除フォームのURLを使用している」というのは、アスメル指定のURLのことですか?

    • はい、その通りです。
      詳しくはこちらをご参照頂ければと思いますが、
      自身が所有しているドメイン以外のURLは全て到達率に影響を与えると考える必要があります。

  4. そもそも到達率を確認するにはどのようにしたら良いのでしょうか?